再会に思うこと
worksTokyoという新しい試みにお誘いをいただき、去年の9月に久しぶりにグループに参加した。
6年ぶりくらいのことだった。
その間個人的な事情で、この仕事を始めた頃から何年か参加していた体験グループからも離れていた。
仕事も個別のケースワークが主になり、集団精神療法の世界からずいぶん遠ざかった気持ちだった。
巣鴨に降り立つのも何年ぶりだったろう。
久しぶりに、イスだけで作られた輪に入り、久しぶりに、大人が大勢で顔を付き合わせて沈黙している場面の一員となった。
以前は緊張したり、疑ったり、疲れたりもしたその沈黙の時間が、ただただ懐かしくて涙が出そうになった。
6年間、グループからずいぶん離れた気がしていたけれど、その間もグループでの体験やitjipで過ごした時間に気持ちが支えられていたのだと感じた。
当時、仕事をはじめたばかりで、色々なことに傷つき怒り感動していた自分を、グループで受け入れてもらっていた。
そのことが、グループに出なくなってからも、辛い時に何かしら私を支えてくれていた。
そんなことに初めて思い至った。
ワークショップ中はそこまで言語化できなかった。というか、グループでは以前参加していた時と変わらず、お地蔵さん状態であった。
でも、心の筋肉を思いきり使う世界に久しぶりに飛び込んで、しばらくぶりに運動したような清々しさと、ものすごい疲労感があった。
また、少しずつグループに参加していきたいな、と思っている。
心の筋トレを重ねたら、いつかお地蔵さんから大仏になれる日が来るかもしれない。