グループをはじめました。
私は今、就労移行支援事業所に勤務しています。ここでは、利用者は企業への一般雇用を目指し2年間訓練を行い、私達はそのサポートをしています。そんな職場で、先月からグループがはじまりました。月1回45分間。コンダクターは私。初回を終え、なんとも形容しがたい気持ちを抱えながら、この一か月を過ごしていました。
なぜ今の職場でグループをはじめたのか。もともとグループに興味を持ってから、やってみたいという気持ちはありましたが、就労移行で働き、気持ちはさておき働く上での常識に合わせていく事や、就労移行の事情等を理解していくにつれ、「ここでグループをするのは難しいのかな」と漠然と思い、気持ちが薄れていきました。しかし3月のテーマセッションに参加し、グループへの思いが再燃。改めて職場の事を考えた時、働くために「そういうもんだ」と割り切る事も大事で、抱えた気持ちを抑えていく事もあるけれど、そもそも就労していくなかで沸き起こる気持ちに気づき、受け入れ、心を強くしてく事は、働くために必要なんじゃないか。そのためにはグループがこの場には必要なんじゃないかと思い、グループをはじめました。
正直な話、このグループは私の「やりたい」という強い思いと勢いのまま進みました。予想以上にトントン進み、気持ちも準備も追いつかないまま。そんな状態だからか「本当に必要だったのか」と今でも考え、モヤモヤとしています。
「誰の為に」という言葉に引っかかっていて、必要な理由は後付けで、本当は自分がやりたかっただけでは？と感じています。色んな自分の欲というか、そういうものを必死に別の理由で後付けして隠そうとしていたんだなと。
でも、もう始まったんです。たとえ後付けでも、今この場にグループが必要だと思った気持ちは本物だし、それ以外の方法が思い浮かびません。「やるっきゃない」そう言い聞かせて今は立っています。
まだまだ手繰りですが、「必要だ」と思った率直な気持ちを伝え、始めるに至ったこのグループを、この場でこれからも続けていきたいと思います。
早く書こうと思いもう2ヶ月。本当はグループが始まる前に書き上げたかったのですが、初回に間に合わず、いつの間にか明日が2回目。先日の体験グループで、コラムの話題が出るたびに「まずいなぁ」と思っていました。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
